飲食店開業の心得
2015年7月2日
◎開業を成功させる8つの心得
飲食店開業を成功させるためには、どのような心構えが必要なのでしょう。今回は、開業準備の段階で絶対必要となる心構えを紹介していきます。
①「顧客思考」を忘れない
何事も、お客様の気持ちになって考えましょう。「当たり前」と思うかもしれませんが、実際にできてないお店が沢山あります。「せっかく自分のお店をもったのだから、自分のやいたいようにやる」という気持ちも分からなくはないですが、成功する為には、「それが本当に顧客に支持されているのか」という視点を持つことが大切です。自己満足、独りよがりの店は必ず失敗します。
②「なぜ飲食店なのか」を明確にする
その一方で、商売する上での「信念」は、とても大切です。いわば「経営理念」と言われるものですが、この点を、自分の中で明確にしておきましょう。飲食店経営を通じて何を実現したいのか、何を伝えたいのかを、事前に明らかにしておかなければなりません。
③できることはすぐにやる
実際に開業準備が始まると、実に沢山の事柄に対処しなくてはなりません。あれもこれもと出てくる仕事を先延ばしにすると、あとで大きなツケとなって返ってきます。仕事の基本でもありますが、「できることはすぐにやる」ことが重要です。
④「決断力」を意識する
いざ経営を始めると、沢山のことを決断していかなくてはなりません。判断に迷ったり、どうしたら良いか困ったりすることも出てくるでしょう。しかり、物事を曖昧なままにし、決断を先延ばしにしてはいけません。
もちろん、決断に慎重差を求められる局面もあるでしょうが、必要なときは信念を持って意思決定できる「決断力」が重要となります。
⑤絶対あきらめない
開業準備を始めると、様々な困難にぶつかるはずです。理想の物件が見つからなかったり、なかなか融資が決まらなかったりなど、思うようにいかないことも出てくるでしょう。しかし、強い信念を持って、「あきらめずに」踏ん張ることが大切です。安易な妥協やあきらめは、開業後に「後悔」という形で現れます。
⑥決して手を抜かない
できることは「ベストを尽くしてやりきる」という思いが大切です。「これぐらいでよいだろう」という安易な気持ちは、開業を失敗させる要因となります。
⑦「成功したときの姿」を常にイメージする
苦労や困難を乗り越えられるのも、「成功したときの姿」をイメージできてこそ。成功したそのときの姿を励みに、これから始まる開業準備を絶対に成功させましょう。
⑧自分にあった「成功の心がけ」を作る
自分に合った成功の心がけを作成して、トイレや寝室など、常に目に付くところに提示しておきましょう。迷ったときや困ったときに、進むべき道を示してくれるはずです。
2015年7月2日
この記事の内容はいかがでしたか?
この記事が参考になりましたら下記のソーシャルメディアボタンで共有していただけると嬉しいです!
飲食店開業の心得の前後の投稿記事
≪ 前の記事:飲食店開業に必要な事前準備 を読む
≫ 次の記事:ル・クルーゼ 美味しさの秘密 を読む
特集
- 開業時の設備費や厨房機器は?
-
どんなお店だとしても、カフェのスタイルを取るなら、エスプレッソマシーンは必須。カフェの顔として、まずエスプレッソやカプチーノはメニューから外せないでしょう。
続きを読む 2015年8月19日
- 開業時の内外装費は極力抑える
-
物件費用について開業資金の多くを占めるのは、内外装費です。そのポイントについて解説します。
続きを読む 2015年8月18日
- 好立地条件も店のコンセプト次第
-
カフェ開業の第一歩どこに開店するのか?繁華街や人気スポット等の高額物件エリアに続き、オフィス街では、坪単価は2万円~3万円程度と一気に下がり、また地方の中枢年や、住宅街では、坪単価は1万円~2.5万円が相場とさらに下がります。問題は、家賃が高い「人気エリア」なら、それに比例して集客も売り上げも上がるのかという点です。
続きを読む 2015年8月14日
- カフェ開業のエリアと物件探し
-
物件探しは、お店の方向性作りと、オープン後の売上を左右する大事な要素です。その費用は、開業資金のおおよそ3割~5割。開業資金の実に半分近くを占めることもあるわけですから、それだけ力をいれなくてはならず、覚悟も必要です
続きを読む 2015年8月13日
- 店作りはオーナーのコンセプト
-
カフェほど、オーナーの「こだわり」が店の雰囲気を左右し、お客さんへのアピール材料になる業態はありません。カフェづくりで最も大切なことは、店の「コンセプト=店のこだわり」を決めることだと以前にもお伝えしました。それさえ頭の中でしっかりイメージできれば、半分はオープンにこぎつけたようなものです。
続きを読む 2015年8月12日
- 特殊包丁の特徴と用途
-
特殊包丁の特徴と用途。特殊包丁は、仕事を効率的に行うために、用途に合わせて開発された専用の包丁で、ハモ骨切り包丁やウナギ包丁、すし切り包丁などがあります。それぞれ個性的な形をしているものが多く、扱い方も難しが、これらの包丁と使いこなせるようになると格段に仕事の効率があがります。
続きを読む 2015年8月2日
- 薄刃包丁の特徴と用途
-
薄刃包丁は、むく、刻む、へぐ、そぐと野菜の仕事には欠かせない。プロの料理人が始めて手にするのもこの薄刃包丁です。野菜の仕事を通じ、包丁の扱い方や刃の動かし方、手の添え方など、包丁の基本を学んでいきます。薄刃包丁になれ、使いこなせるようになってはじめて、他の包丁も扱うことができるようになります。そのため、自分の手に合った使いやすい包丁を選ぶ事が大切です。
続きを読む 2015年8月2日
- 刺身包丁の特徴と用途
-
刺身包丁は、その名のとおり、刺身を切りつけるための包丁です。刺身は、魚の鮮度やおいしさを切り方ひとつで見せるという、きわめてシンプルな料理であり、それだけに包丁の切れ味が問われる料理でもあります。
続きを読む 2015年8月1日
- 出刃包丁の特徴と用途
-
出刃包丁は、ウロコを取る、頭を切り落とす、内蔵の処理をする、身をおろすと、魚の下ごしらえ全般に使う包丁です。また甲羅を割ったり、鶏をさばいたり、骨をきったりする時にも使います。
続きを読む 2015年7月30日